関西大学  

経済学部 松尾 精彦 の ページ

講義情報 2010/5/28 日経朝刊 経済教室 竹内淳一郎氏 「短期経済予測」より

労働市場を眺めても「いつか来た道」である。企業は人件費の抑制や変動費化の方針を崩していない。雇用面では内部労働の活用(時間外や休業者の職場復帰)が優先され、外部への労働供給は派生しにくい。わずかな需要もパートに向かう。派遣労働規制を強化しても、非正規雇用比は低下しまい。

とある。非正規雇用者を守ろうとする行為が却って非正規雇用の機会を奪うことになるとは、皮肉なことです。

2010/5/10の経済教室 中島隆信氏は、「比較優位の仕事を探せ」と主張しているが、今は正規労働者が仕事をシェアすることなく時間外労働をしてまで独占し続けているようだ。これは、正規労働者の意思というより、会社が収益をあげるため仕方なくと言った方がよいのかもしれない。

世の中のお父さんは、もっと暇になって、地域に貢献すべきなのではないだろうか。
2010/5/28 今日は iPad 発売解禁日

Newsweek 2010/6/2 に特集が組まれている。

その中で、気になるのが、この iPad とパソコン Macintosh との類似点である。

思い起こせば今から20年ほど前(かなり前ですが)私はMacintosh に夢中でした。SE/30というコンピュータを買い、その世界にはまり込んでいました。

それから月日は流れ、Windows 95 あたりで、Windows に乗り換え、Apple には戻れなくなりました。あまりに世界が狭いのです。Apple パソコンは当初は完成度が高かったのですが、なにかと閉鎖的なため次第に競争力を失っていったのです。

今回、iPad が発売されました。今回どれだけうねりが起こるのか楽しみです。ブームは起きるのでしょうか。

スティーブ・ジョブズというカリスマが居て、狭い世界に利用者を閉じ込める作戦が今回も展開されるのでしょうか。この宗教的なやり方は、もちろん個人的にですが、好きになれません。
               確率統計でものを考える
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 2010年秋学期  確率統計でものを考える
統計学(金曜日2時限)
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2010年度春学期  確率統計でものを考える 
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重要用語集

偶然の持つ力について

ギリシャ危機と日本の長期金利問題

株価データの分析


空海関連 in 滋賀県

自転車で峠越え

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 確率とことわざ

諺(ことわざ)は、人々の心をとらえ、語り継がれてきたものである。諺の中には、不確実な現象に対して、どのように対応すべきかについてのものが多い。例えば、

「虎穴に入らずんば虎児を得ず」

「果報は寝て待て」

「あわてる乞食は貰いが少ない」

確かに、リスクを冒さなければ何も得られないかもしれないけれど、物事には時機がある。機が熟していなければ、そのリスクは無駄になってしまう。

大辞林によれば、果報は寝て待てとは、「幸福の訪れは人間の力ではどうすることもできないから、焦らずに時機を待て」とある。ただ待つだけでなく、最善を尽くすことを前提とする捉え方もある。

私たちの身の回りの現象は、思った以上に複雑なのではないだろうか。特に多数の人間の思惑が交錯するところでは、予想もしない事象が起こり得る。

こういった環境のなかでは、自分の意思を通そうと思っても、うまく行くかどうかは分からない。

とは言え、みんながみんな、じっと時機を待っていたら、何の変化も起こらない。リスクを冒す人がいるからこそ、状況の変化が期待できる。

NHK大河ドラマ「竜馬伝」を見ていると、いろいろな考えが浮かんでは消えてゆく。
 2010/3/16日経朝刊 27面 経済教室(工学院大学教授・畑村洋太郎氏)より、

「生産方式をつくり上げていく人たちは、力をつけてどんどん賢くなっていったが、出来上がったものを使う人は賢くならない。それは生産方式がある水準まで達してしまった社会の宿命だが、この点も今後議論が必要だろう」

で結ばれる議論を展開している。

マニュアルを作る人たちは、マニュアルに落とせない現場の知恵や、言葉に表現できないノウハウを知っている。しかし、マニュアルを使うだけの人は、いわゆる暗黙知や実践知を試行錯誤しながら発見する機会を奪われてしまう。

といった主張をしている。

実際、自ら試行錯誤しながら物事を覚えるよりも、マニュアルに従うほうが、はるかに効率的でうまく事が運ぶ。

ウドンを客に提供しようとするとき、たいていの人なら、冷凍の業務用を調理するか、どこかのチェーン店に加入する方が、自分で一から作るよりも、うまくゆくだろう。

マニュアル人間を笑うことは簡単だけど、マニュアルを超えることが困難な時代になりつつあるような気がしてならない。