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 実証分析してみよう


 さまざまな経済現象の内容を把握するため、現状を知ったり今後の動向を予測したりするため、経済理論は私たちに現象のとらえ方・アプローチの方法を示してくれます。
 さて、しかし、その「理屈」は本当に「現実」に見合った物なのでしょうか? また、見合った物だ(たとえば、消費が増えると経済成長が見込める)として、その影響の大きさは具体的にはどれくらいの大きさになるのでしょうか?

 計量経済学は、このような疑問にこたえていく学問です。
 その目的は「経済理論に実証的な内容を持たせること」、つまり、理論の検証、理論を立証したり反証したりすることにあります。
 この検証は、経済理論と(現実の経済現象の事後的な結果である)経済データを突き合わせ、統計的手法を適用することにより行われます。
 このため、計量経済学を理解し、実践していくためには、

  • (その現象に応じた)経済理論
  • (その現象に対応する)経済データ
  • 基本的な統計手法
  • (計量経済学で用いられる)多変量解析手法のいろいろ
について知っている必要があります。

 「はじめの一歩」では、このうち、基本的な統計手法を含む、計量経済学の理論的な面について説明を行いました。
 しかし、計量経済学の醍醐味は、なんと言っても、現実のデータを用いての実証分析にあります。近年、実際の作業を行っていく上ではPCの活用、アプリケーションの利用は必須でしょう。
 関西大学で利用出来るソフトに、市販ソフトの表計算アプリケーション Excel、統計・計量アプリケーションTSPSPSS 、さらにフリーソフトウェアであるRがあります。それぞれの特徴をいたしたデータ分析や実証結果を行いましょう。

  • データ分析を進めるに当たって、まず、データの状態・特徴をとらえましょう。データを表にまとめたり、グラフを描きたい人はExcelを使ってみましょう。

  • Excelでも簡単な回帰分析なら行うことができます。でも、どうせ分析するなら きちんと詳細な分析をしたいものです。回帰分析について極めたい人はTSPを使って回帰分析を極めてみましょう。

  • 分析したい現象によっては、回帰分析以外の手法を試してみたいこともあるでしょう。回帰分析を含む、さまざまな多変量解析をしてみたい人はSPSSを使って、さまざまな多変量解析にチャレンジしてみましょう。

  • 高価な市販ソフトを自宅で用いることは難しいでしょう。自宅でもばりばりデータ分析したい、また、日進月歩の世の中で世界の最先端に触れていたい、ひいては自分もそういった開発に参加したい、そんな風に考える人には、最近、人気急上昇中のフリーソフトウェアRがお勧めです。非常に広範なデータ分析の手法がカバーされています。
    => Rによるデータ分析入門
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